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アマゾン開拓 関連記事

アマゾンを拓く=移住80年今昔=【サンタレン編】=最終回=アレンケールの〃赤ひげ先生〃=坂口成夫さん=「生涯現役で頑張る」

ニッケイ新聞 2009年12月24日付け  「センブリより苦いカラパナウーバという葉のお茶が菌を殺すんですよ。マラリアは何人治したか分かりませんね」  ニコニコと笑うのは、坂口成夫さん(85、鹿児島)。サンタレン対岸のアレンケールで薬屋を営んでいる。  特攻隊に志願し、満州で訓練に励んだ。  「昭和21年1月に出撃予定だった。終 ...

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アマゾンを拓く=移住80年今昔=【モンテアレグレ編】=第3回=踏ん張る唯一の農大生=大竹秋廣さん=「農業に適していない」

ニッケイ新聞 2009年11月28日付け  「農大生は自分一人になっちゃった。淋しいですよ」。現在も営農を続ける大竹秋廣さん(64、静岡)は、空港のそばにある瀟洒な自宅で、そう語った。  かつてはサンタレンから定期便があり、「農大関係者も行き帰りにこの家に寄ってくれたものです」。07年に廃止となってから、さらに訪問者は減ったとい ...

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アマゾンを拓く=移住80年今昔=【モンテアレグレ編】=第1回=アマゾン最古の移住地=戦前移民はほぼ残らず=南拓耕地は35年に廃止

ニッケイ新聞 2009年11月26日付け  アマゾンの二大都市、ベレンとマナウスのほぼ中間にある町、サンタレン。そこから下流に約130キロの地点に、モンテアレグレがある。アマゾン日系移住地としてはアカラ植民地(現トメアスー)と並ぶ歴史を持つが、主な入植が行われたのは戦後となる。一時期は126家族、810人にも達したが、受け入れ態 ...

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アマゾンを拓く=移住80年今昔=【ベレン・トメアスー編】=《28》=32店舗誇る商業界の雄=7千人雇用の山田商会

ニッケイ新聞 2009年10月6日付け  一世の多くは農業に従事したが、二世以降の世代は弁護士、医師などの自由業、建築業、印刷業、農産加工業など多様な分野に進出した。その象徴が山田商会だ。北伯地方で「Y・YAMADA」を知らない人はいないといっていい。  小さな農機具商から始まり、自動車販売、レストラン経営、旅行業などの多彩なグ ...

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八紘会館再建に向け定礎式=パリンチンスで記念式典=2年後に高拓生80周年=「歴史残すは我らの務め」

ニッケイ新聞 2009年9月25日付け  【パリンチンス発=松田正生記者】アマゾナス州マナウスで西部アマゾン日本人移住80周年式典が行われた2日後、同州パリンチンスでもう一つの記念式典が22日午前に挙行された。同地は戦前のアマゾン経済を支えたジュート栽培発祥の地。式典が開かれたのは、その中心を担った高拓生(日本高等拓殖学校卒業生 ...

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アマゾンを拓く=移住80年今昔=【ベレン・トメアスー編】=《5》=「棺桶何個ありますか」=英霊録という〃宝物〃

ニッケイ新聞 2009年8月29日付け  「中村さん、棺桶何個ありますか?」。日本人看護婦長が突然、南拓事務所に現れ、そう尋ねた。 『トメアスー開拓五十年史』には、南拓社員として第一回移民と共に開拓初期を過ごした中村浩三さんの、悲しい逸話が記されている。 悪性マラリアが移住地中に蔓延し、病院は連日患者でいっぱいになり、注射器を持 ...

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大耳小耳

ニッケイ新聞 2009年7月18日付け  トメアスー第一回移民山田元さんの講演会が二十日午後六時半から、文協貴賓室で行なわれる。入場無料。収益が八十周年の支援金となる。人文研の「図書即売市」が開かれるほか、トメアスー農協による熱帯果実ジャムなどを販売するコーナーでは、ミス・トメアスーの久保田タチアーニさん(17)も売り子として参 ...

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大耳小耳

ニッケイ新聞 2009年7月14日付け  「コロニア今昔物語」と題した人文研の講演会。コロニアラジオ界を振り返った石崎矩之さんは、「シネマ屋ブラジルを行く」などの著書で知られる細川周平・日本文化研究センター教授の調査を紹介してラジオの歴史を振り返った。それによると、アメリカのピッツバーグで一九二三年にラジオ放送が始まった一年後に ...

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アマゾンを拓く=移住80年今昔=【パリンチンス/ヴィラ・アマゾニア編】=《3》=研究所跡は上塚学校に=打ち捨てられた墓石

ニッケイ新聞 2009年7月7日付け  上塚司は調査団をヴィラ・アマゾニアに残し、森林伐採や宿舎建設などに当たらせた。  一九三〇年に開校していた国士舘拓植学校(後の日本拓植学校)を卒業した四十七人は、翌三一年四月、横浜港から「さんとす丸」に乗り込む。  植民地指導者―高拓生―の育成を目的とした学校の存在は、日本近代史上に残る類 ...

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BOI・BUMBA09=熱狂の牛祭り=会場が陶酔感に包まれ=日本から新婚旅行夫婦も

ニッケイ新聞 2009年7月2日付け  人口十一万人の町が、この時だけはマナウスや近隣からの観光客や参加者で八万人も増えると言われるアマゾンの奇祭「牛祭り」(ボイ・ブンバ)。六月二十六、二十七日、二十八日の三日間にわたり、午後九時から開始され、ガランチードは「感動」、カプリッショ―ゾは「緑と青が出会うところ」をテーマにそれぞれ二 ...

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