静岡のブラジル料理店元旦に火事

1月7日(火)

 【東京発一月一日】一日午前三時三十五分ごろ、静岡県新居町新居三三九三、ブラジル料理店「バハマス」(ラモス・ロベリオ・ロソダさん経営)から出火、鉄骨二階建て八百三十二平方メートルを全焼し、約一時間半後に消し止められた。当時、店内ではブラジル人ら約二百三十人が年越しパーティー中だったが、店の外へ全員避難、けが人はなかった。
 新居署によると、店外西側の非常階段下にあったカーペットロールなどの内装工事用品が火元とみられ、同署は不審火の疑いが強いとみて調べている。
 当時、客は一階に約二百人、二階に約三十人いたが、約十人の従業員の誘導に従って東側の出入り口から逃げた。
 近くの会社員(三四)は「建物の西側が激しく燃え、屋根からも火が出ていた」と火事の様子を話した。
 署員は「一つ間違えば、正月早々の大惨事になるところだった」と胸をなで下ろしていた。
 現場は浜名湖の南側で、JR新居町駅から南東へ約一・五キロ離れた民宿や住宅が散在する一角。