東西南北

1月9日(木)

 パゴッデ歌手のマルセーロ・P・ヴィエイラ(芸名ベーロ)被告が七日、リオ市第三十四刑事裁判所で懲役六年を言い渡された。ベーロ被告は昨年、麻薬密売者に麻薬購入のため一万一千レアルを渡し、コレクション用の武器と交換していた容疑で逮捕。後日、ベーロと麻薬密売者との電話会話が公開された。被告側も原告側も今回の判決を不服とし、控訴する意向でいる。
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 ルーラ新大統領の選挙運動で最も注目を集めた「飢餓ゼロ策」。実際には、ルーラ氏と大臣らの北東伯貧困都市への訪問旅行中に始まる予定だったが、どうやら先延ばしになりそう。この対策がいつ始まるか、どれほどの人々を対象にし、いくら援助できるのか、まったく決まっていない。
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 サンパウロ市北部ヴィラ・ペンテアード区で六日、企業家のMさん(五三)が自宅前で三人の強盗に襲われた。三人がMさんを車に押し込もうとしていた時、Mさんの息子たちが家から出た。強盗二人は、銃を持っていたにもかかわらず驚いて逃走。残された一人は、Mさん一家相手に包丁一本で抵抗し、大けがをして、Mさんたちに病院に運ばれたという。
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 パラー連邦総合大学(UFPA)の敷地に不法侵入した屋根なし運動参加者ら一千五百人が七日、軍警二百人と衝突し、連邦警察警部を含む三人が負傷し、十一人が逮捕された。