着々と南米大陸周遊計画=鈴木さん11月から

1月11日(土)

[既報関連]トヨタのランドクルーザーという車で、今年十一月から南米大陸周遊計画を立てている京都市の鈴木泰詩さん(二五)が、「海外の日系社会を一度見てみたい」ということでサンパウロをコースに入れることを決めた。これは計画を紹介するホームページ上で発表されたもので、当初予定していたマナウス、ブラジリアを通過するのを止め、スタート地点のヴィトリアからリオデジャネイロを通ってサンパウロに至り、フォス・ド・イグアスーを経て南米の他の国を回る。
日系社会の存在もコースを再考する大きな原動力になったという。今回の変更によって、道路情報が手に入りにくいルートを避け、南米の他の名所を通ることができるようになった。
 ホームページではまだ見ぬ日系社会について「日本よりも日本らしいのかも」と想像を巡らせており、「(ニッケイ新聞の)読者の皆様にもお会いすることができれば嬉しい」と思いを綴っている。
現段階の予定コースでは、ブラジルを出てからアルゼンチンに入り、アンデス山脈の東側を南下、ウスアイアで折り返して北上し、ボリビアのラパス、国境を越えてペルーのクスコへ。そこから再び南下し、ナスカを通ってアンデスの西側を走り、ゴール地点であるチリのサンチアゴに到着する。約二か月で一万七千六百キロを走破するという計画だ。
現時点での問題は通過する国についての情報収集。南米に住んでいて情報を提供してくれる人がいたら、是非電子メールで連絡して欲しいとのこと。メールアドレスはt―suzuki@patagonia2003.net、ホームページのアドレスはhttp://patagonia2003.netとなっている。