東西南北


1月17日(金)

 ミナス・ジェライス州保健局によると、同州農村地帯セーロ市で、少なくとも一人が黄熱病で死亡した。ほか二十六人も、黄熱病にかかったと思われる。その前に死亡した四人の死因も調査されている。この地方を訪れる人々は、少なくとも十日前に黄熱病予防接種を受けるよう指示されている。
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 同じくミナス州で十六日未明、大雨が降り、ベロ・オリゾンテ地方で土砂崩れが発生。少なくとも十四人が死亡しており、ほとんどが子供だという。多くの市民が避難しており、行方不明者もいるという。
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 フランコ・ダ・ロッシャ市少年院で十五日、約三時間にわたって暴動が再発。過去三十日以内の六回目の暴動で、同少年院の保護委員らの訪問中に起きた。軍警機動隊の出動によっておさまり、少年たち六人が負傷している。同少年院のアンドレア・スギヤマ保護委員は、「少年院施設の状況を確認し、前回の暴動がなぜ起こったかを少年たちに聞くつもりだったが、再び暴動が起こるなんて」と驚いていた。
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 サンパウロ州保安局は通報電話による徹底捜査、パトロール活動、人質隠蔽地域の洗いだし、事件の頻繁に発生する地域の足取り捜査などが功を奏し、誘拐拉致事件が急減したと発表した。急遽増強したスタッフも不要となったので誘拐課の署員四分の一とパトカー八台を、署員も巻き込む構造的犯罪の窃盗課へ編入すると保安局が発表した。犯罪組織と警察の両方に股を架ける犯罪が、最近増加しているという。