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東洋街に追いはぎ=ドレス狙う女グループ

2月6日(木)

 女性グループの追いはぎが最近、サンパウロ市リベルダーデ区かいわいで横行している。
 先日夕刻、日系人女性のAさんはきれいなドレスを着てアクリマソン区を歩いていた。二人の女性が近づいてきて、「ちょっと話がある」と無理やり暗がりに連れていかれた。二人は「服を脱げ」とAさんに命令。上着を脱ぐと今度は、「ズボンも脱げ」ときた。仕方なくAさんは命令に従ってズボンも脱いだ。ドレスは昨日、ショッピングセンターで買ったばかりの最新流行のもの。二人組は上着とズボンを持って逃げた。財布と携帯電話が入っているハンドバッグは取らなかった。下着だけにされ、身動きができなくなったAさんは携帯電話で友人に追いはぎに遭ったことを知らせ、服を持ってくるように依頼した。ハンドバッグを取らずに、新品の女物の流行服だけを狙う二人組の犯行にAさんは首をかしげていた。
 Bさんは昨年末、真っ昼間に同じリベルダーデ区のコンセリェイロ・フルタード街を歩いていた。女性ばかりの五人組グループに取り囲まれたうえ、ピストルを突き付けられた。周囲に見ていた人がいたが、けん銃が恐ろしくてだれも助けてくれなかった。Bさんの事件は、Bさんが日系福祉団体に勤めているということ以外、被害状況など詳しいことは分かっていない。

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