第7回文協改革委開く=内容さらに具体化=副会長5人の役割分担へ=委員会選考後も活動

2月13日(木)

 文協改革委員会の杉尾憲一郎代表は十一日午後四時半から、記者会見を開いた。十日午後六時から開かれた第七回会合について説明した。会合では新理事会の在り方や定款改正委員などについて話し合われた。新評議員についても百二十八人の候補者が委員から提出された。

 会合ではまず二十八日の第六回会合後に開かれた「憩いの園」や「子供の家」などの福祉団体関係者やコチア青年の代表、国際協力事業団帰国研修員同窓会(ABJICA)などとの意見聴取会について報告が行われた。
 杉尾委員が担当し、理事会にも参加したというABJICAでは理事会の約半数が非日系であり、日系人の幅を広げたいと考えている委員会では非常に参考になったという。 
 議題は新理事会の在り方について具体的に話し合われた。定款上必要な五人の副会長に政府への対応や他民族団体との提携、経営、財政、広報など役割分担する提案については全員が賛成した。
 同委員会は四月の選挙で一応解散するが、以前から渡部和夫委員の提案で話し合われていた委員会の続行が全員一致で決まった。これは新しい理事会に今まで聴取会や会合での意見などを提言するためのもので五~十人によって構成される。
 続いて新評議員のシャッパが岩崎秀雄文協会長、横田パウロ委員、高木ラウル委員、杉尾委員から提出され、合計百二八人の候補者が挙げられた。なお、会合では文協会員名簿が配られた。
 新しい文協には「プロフェッショナルに徹し、透明性、計画性をもった経営が必要」と確認された。定款の改正についても内外から声が上がっており、新執行部に定款改正委員会を設置することも検討された。
 第八回(二月二十四日)、第九回(三月六日)の両会合では主に理事会と評議員会のシャッパ作成が行われる。
◇これからの文協の主な動き
 三月六日・第三百四十二回理事会(前年度の事業報告、決算報告の承認)
 十二日・新評議員のシャッパ登録(総会の十日前)
二十二日・第百二十三回定期評議員会、第四十七回定期総会(事業、決算報告、事業計画、予算案の承認、評議委員選挙)
四月二日・新理事会のシャッパ登録(新評議委員会の十日前)
十二日・第百二十四回評議員会(新理事会、新評議員役員の選挙)