「沖縄物産と観光展」=母県の8社参加、芸能も

2月20日(木)

 「沖縄の次にブラジルが好きです」。来伯二十数回を数える沖縄県産品異業種交流会会長の比嘉憲司さんが十八日来伯し、金曜から開催される「沖縄物産と観光展」のPRに来社した。
 「昨年四月にはハワイでも開催し、大変好評でした。今回も成功すれば、次回開催される時には何倍もの会社が来るでしょう」と比嘉さんは語る。
 三線(さんしん=沖縄三味線)の修理や新品の販売、貴重な漆工芸品、沖縄の海から取った天然塩「さんごマース」、各種黒糖菓子、ちんすこう、こんにゃくラーメン、珍しい「琉球ハブ酒」、古酒「長老」、泡盛「琉球王朝」「残波」「仁風」など、沖縄以外ではなかなか手に入らない貴重な物産が販売される。
 また琉球茶屋では沖縄そば、ソーキそば、ゴーヤーチャンプルーなど色々な味が楽しめる。今回は特別に古酒の量り売りもされるので、郷土食をつまみに、一献傾けるのも一興。
 同時に開催される沖縄の世界文化遺産写真展もみもので、比嘉さんの作品二十点に加え、県人会からも二百二十点が出展される。当日は沖縄料理講習会も一日二回開催される予定。
 日本からは、ちんだみ工芸(比嘉憲司)、沖縄発酵化学(金城清光)、大酒販(島袋善治)、南風花食品(中筋信夫)、山小屋(佐久本典充)、すばる商事(小渡治)ら八社十三人が参加する。なお、比嘉憲龍さんと比嘉マチ子さんの民謡も披露される。
 ブラジル側からも民芸品(シイサー)や盆栽、造花、紅型布皿、バナナ菓子、浄水器など約三十社が出店する。二十一日(金)、二十二日(土)、二十三日(日)の三日間、午前十時から午後七時まで沖縄県人会館(トーマス・デ・リマ街七二三番)で開催される。詳細は事務局(011・3106・8823)まで。