チエテ川沿いに植樹へ=戦後50年祭委開かれる

2月20日(木)

 戦後五十周年記念祭委員会(中沢宏一会長)は十八日午後二時から、同委員会事務局で定例委員会を開いた。十六人の委員が参加した。
 中沢会長はあいさつの中で五十周年委員会が協賛している『日伯地域リーダー交流事業』の日本側受け入れ先が日本ブラジル中央協会に決定したことを報告した。
 委員会では菊地義春財務委員長の会計報告の後、小委員会の報告に移った。
 記念祭の主な収入源であり、百周年祭までの継続事業として進められている「さくらとイペー植樹事業」に関して、川合昭委員が「オザスコ市役所と全面的に協力し、チエテ川沿いに植樹が決定した」と報告し、同市で日本庭園が建設されることも併せて発表した。
 日本庭園の中には「戦後五十周年記念」の文字の入ったプレートを模したモニュメント建設の計画もあるという。
 記念誌委員会では『戦後五十周年記念誌編纂事業』のため、新聞紙上などで移民体験などを公募する考えを提案し、委員会内で多くの賛成を得た。
写真展委員会やシンポジューム委員会の報告は代表者欠席のため、今回は見送られた。
 菊地財務委員長は「委員が手分けして奉加帳にも百人以上の署名が連なっている」と関係者の協力を強調しながら、「商工会議所でも同記念祭に大きな賛同を頂いた」と話した。
 同事業の活動も委員たちの熱意と活発な活動により、軌道に乗り始めたようだ。 
 なお、同委員会では事務局で働ける人を募集している。年齢は問わず、コンピューターができる人優遇。詳しくは同事務局まで。電話=3276・9450