沖縄物産が開幕=日伯起業38社が参加

2月22日(土)

 沖縄県産品異業種交流会、ブラジル沖縄県人会、ブラジル沖縄文化センター、WUBブラジル共催の『沖縄物産と観光展』が二十一日午前十時から、沖縄県人会会館(サンパウロ市トーマス・デ・リマ通り七二番)で開幕した。
 オープニングには共催団体の代表によるテープカットに続き、宮城調智県人会長、知花良治同展実行委員会委員長、沖縄県産品異業種交流会の比嘉憲司会長が無事に開幕した喜びをあいさつした。
 会場の入り口には紅型の伝統的なよそおいに身に包んだ女性が来場者を出迎えてくれ、早くも沖縄情緒を楽しませてくれる。
会場内に展示された沖縄復帰三十年記念パネルや古代沖縄の工芸品、沖縄の生活風景などの写真に来場者は足を止めていた。 
 日本から八社、ブラジルから三十社が参加する物産展では漆工芸品やちんすこうなどのお菓子、さんぴん茶、健康食品などのバンカがところせましと並び、三線(さんしん=沖縄の三味線)の販売、修理コーナー、民謡のCDなども人好評だ。
 日本全国で沖縄物産展を展開している比嘉会長は「今回の物産展が成功したら、本格的にブラジルと経済交流を行いたい」と話し、「初日から大変盛況で、最終日の日曜日まで品物が残るか心配です」と嬉しい表情を隠さない。
 実際、今回用意した泡盛も開幕後数時間で半数が売れてしまい、「もうすでに売り切れてしまった種類もあるのでお早めにお求めください」とは関係者の談。
 二階の沖縄の味が楽しめる食堂では、用意した二百食の沖縄ソバが昼過ぎには完売、予想外の売れ行きに関係者は準備に大忙しだ。
 同展は二十三日まで開催されており、時間は午前十時から午後七時まで。詳細は沖縄県人会事務局(011・3106・8823)まで。