東西南北

3月6日(木)

 カーニバル中、サンパウロ州で殺人事件が多発した。[二日]▼サンパウロ市南部カッポン・レドンド区で、若者三人が射殺された。▼オルランジア市で、笛を吹き止まずに迷惑をかけていた若者が男に射殺された。▼ジアデーマ市のデスフィーレ中に起きた銃撃戦で一人が死亡。▼サンジョゼ・ドス・カンポス市で二年ぶりにシャシーナ発生。麻薬問題に関係があるらしい女性二人と男性二人が銅線で縛られた後、刺殺された。[三日]▼バウルー市で、妻と十二歳の娘がカーニバルのバイレに行ったことで怒った父親が二人を刺殺。▼カンピーナス市でカーニバルに参加した男性が拷問、殺害された。遺体は付近の川で発見された。
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 ミナス・ジェライス州のカーニバル期間中の海、湖、川での溺死者数が、昨年同期比二五%増の三十七人を記録した。昨年は二十九人だった。溺死者の八〇%が大人で、飲みすぎによる体力や反射神経の衰えと被害者自身の不注意が原因だと消防隊は指摘している。八人が行方不明になっており、死亡者はさらに増える恐れがある。サンパウロ州海岸では、三日までの溺死者数は六人で、すでに昨年同期の溺死者数と同数となった。
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 三日付けの伯字紙は、リオのカーニバル初日を飾ったコメディアンで女優のデルシー・ゴンサウヴェス(九六)の写真を掲載。山車の上で若い娘に負けずに、脚を高々と上げて脚線美を披露。観客席からは「素晴らしい」と声が上がった。