藤井香織さんら公演=注目の若きフルート奏者=クラシックから唱歌まで

3月6日(木)

 九八年の「日本音楽コンクール」を史上最年少で制し、脚光を浴びたフルート奏者の藤井香織さんらによるフルート・アンサンブル公演(主催・国際交流基金)が八日午後四時から、サンパウロ市内マクスードプラザ・ホテルで行われる。ピアニストの藤井裕子、ブルース・スターク(米)のほか、管楽器奏者のアンディ・ベヴァン(豪)が共演。クラシックから、ジャズ、ブルース、日本の唱歌まで幅広い作品を演奏する。
 香織さんはこれまでに、ピアニスト、フィリップ・モルや、ベルリン・フィルの首席オーボエ奏者アルブレヒト・マイヤーら世界の一線と共演し、注目を集めてきた。一九七九年生まれ、日本の若手フルート奏者の代表的存在だ。日本ビクターより三枚のCDが発売されている。
 基金では「国際色豊かな四人の演奏家によって、さまざまな文化が行き交う、独創的な世界が展開されます」と来場を呼びかける。
 入場は無料。ポルトアレグレ公演もある。十一日午後六時、ヴァレ・ド・リオ・ドス・シノス大学(サン・レオポルド、電話51・590・8212)。十二日午後八時、ゲーテ・インスチツテ(電話51・3346・6754)。
 サンパウロ公演の会場の住所はアラメダ・カンピナス通り150。