50年祭準備具体化へ=沖委員が桜植樹の講義

3月7日(金)

 戦後移住五十周年記念祭実行委員会は五日午後、リベルダーデ区内で準備委員会を開いた。記念植樹や記念誌など各委員会から進捗状況が報告されたほか、新たに事務局長に就任した森茂樹さんが紹介された。
 二十人の委員が出席したこの日の会合では、初めて趣意書が披露された。同祭を記念して行われる記念植樹について、同委員会では桜とイッペーを植樹する予定だ。趣意書には「さくらは、日本の国花、そしてイッペーは、ブラジルの国花」という一文も盛り込まれた。また、植樹の専門家である沖真一委員から桜並木の植樹や手入れに関する講義があった。
 記念誌に関しては、新聞広告の影響もあり数多くの日系人から貴重な資料が集まりつつある、と報告された。同誌の印刷費としては約六万レアルを見込んでいるという。
 黒木政助・記念式典委員会は、七月二十六日に予定されている式典について「ルーラ大統領を是非ともお呼びしたい」との意向を示した。
 中沢委員長は「だんだんまとまりが出てきて、式典に向けた見通しが立ってきた」と手ごたえを感じていた。