クレジットカードサービスをー伯銀が日本国内で

3月25日(火)

 ブラジル銀行がこのほど、日本国内でクレジットカードサービスを始めることになった。VISAと提携して「BB VISA-インターナショナルカード」を発行、今年四月からサービスを開始する。二十一日、同行のロベルト・デ・カミーロ・アジア地域取締役がブラジル銀行リベルダーデ支店を訪れ、新サービスについて説明した。
 一九七二年に始まったブラジル銀行の日本進出。三十余年を経て現在、国内七つの支店で十一万人の顧客を抱える。その大半を占める在日ブラジル人の本国送金は、昨年一年間で十一億ドルに上り、他の進出ブラジル系銀行を圧倒している。
 同行は昨年六月、郵便局と提携して預金引き出しと海外送金のサービスを開始した。これにより同行の口座が全国の郵便局ATM(現金自動預払機)を通じて利用可能になった。さらに現在、インターネットや電話による業務の拡大も進めている。
 クレジットカード業務の開始後は、専用のATMによるキャッシングが日本、ブラジルをはじめ世界各国で可能になる。同行では、年内に一万枚の発行を目指すとしており、日本人を含む新規顧客の獲得につなげたい考えだ。