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移民100年祭=自己資金で=「〝人づくり〟を軸に」=パラナ2団体トップ語る

4月4日(金)

 パラナ州の日本移民百周年祭典は、パラナ日伯文化連合会(嶋田巧会長、州内七十二文協加盟)、パラナ文化運動連盟(西森弘志理事長)が軸になり、商工会議所、クリチーバ総領事館の協力を得てすすめるという。近く祭典委員会を結成するが、現在検討委員会の段階。西森理事長は、二日午後、「何をやるか、考え方をまとめたい。百年を機に若い人たちに(日本人の子孫として)いかに生きるか、を植え付けたい。事業の各部門にプロフィシオナルを配する。資金は自分たちでつくりたい」と大枠を説明した。
 また嶋田会長は、「具体的に後世に〃遺す〃ものを考慮しているか」との問いに「できれば大学を」をと答えた。構想の細目にはふれなかったが、一番先に口をついて出たのがこの言葉。会長は、百五十年後も、二百年後も日本語を残したい、残ってほしい、と願っている。州内のドイツ系コロニアの家庭をみるにつけ、ドイツ語がしっかりと話されていることを知っているからだ。
 一方、文化運動連盟が現在、重点事業にしているのは、インテル・セイネン(青年)活動。連盟内のデパルタメントで、大学生ら青年層が自主的つくり、活動しているもの。四つの部からなり、例えば医師、歯科医グループは、州内の低所得者層のなかにはいり、社会奉仕、生活指導を行っている。インテル・セイネンには三百人からの参加があり頼もしい。八月には、クリチーバで全員の集いが計画されている。
 恒例の弁論大会は従来日本語だけだったものにポ語の部を設ける。テーマを設け、考え方を語らせたい意向だ。 
 文化連合会のほうは、六月十八日の移民の日にローランジアで「花嫁移民展示会」(仮称)を行う。花嫁移民が来伯し出してから半世紀、縁の下の力持ち的存在だった彼女らに光を当ててみる。携行物品を提供してもらい、回顧も行う。
 もう一つの大きな行事は、郷土食展。若い層に自分たちの祖先の故郷(くに)の特色を忘れさせないように、食べものを通して知らせたい、というのが趣旨。マリンガで開催されている「日本週間」とサンパウロの郷土食祭りにヒントを得た。

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