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サンバ連盟騙り詐欺未遂=各国領事館へ 百万レアルの寄付要求

4月30日(水)

 来年のカルナヴァルのテーマに取り上げるから、資金を援助して――。サンパウロ総領事館(赤阪清隆総領事)などサンパウロ市内にある各国領事館に対し、サンバ関係者を名乗る女性が資金援助を持ちかける詐欺未遂事件が発生している。同総領事館では「万一、日系団体にこのような申し入れがあっても決して相手にしないで欲しい」と注意を促している。
 同領事館によると、サンパウロサンバ学校パウリスタ連盟に属すると名乗るこの女性は、あるプロダクションの名を語って電話をかける。「来年のカルナヴァルで各国移民をテーマにするよう各サンバ学校に働きかける」などと寄付を要請。未遂に終わっているが、ペルーのサンパウロ総領事館には百万レアルの寄付を持ちかけていた。
 サンパウロ総領事館には、今年二月ごろ電話で依頼があった。不審に思った担当領事が文書での申し入れを求めたところ後日、民警から同様の手口に対する警告があったことから、女性が詐欺を働こうとしていることが判明した。

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