新型肺炎=世界相撲大会が中止=落胆する相撲関係者

6月19日(木)

 アジア地域を中心に猛威をふるう新型肺炎(SARS)の影響で、八月に大阪で開催予定だった第五回ジュニア世界相撲大会と、十一月にモスクワで開催予定だった第十三回世界大会(青年・女子)が中止になった。
 世界九十数カ国の選手がブロックに分かれて選抜大会を実施し、すでに三十数国の代表が決まっていた。ブラジルからも五月のリベルダーデ相撲大会で三人が選抜されていただけに、パウリスタ相撲連盟の篭原功会長も「選手たちも楽しみにしていたので、とても残念。でも、ことがSARSだけに、しかたないよね」と肩を落とす。
 先週水曜にブラジル相撲連盟(赤木正敏会長)に、日本から入ったFAXによれば、アジアからの参加国を中心に派遣を中止する国が相次いだため、苦汁の判断をしたとのこと。