戦後移住50年を祝う=竹内さん記念の俳句

6月24日(火)

 リオ州ニテロイ市在住の竹内薫平さんが、このほど、「ブラジル・日本戦後移住五十周年を祝して――あるぜんちな丸・一九五八年」と題して、俳句十五句を寄せた。乗船からリオ着港まで、時間的に順に詠まれている。うち五句を次に紹介する。
 横浜消えひえびえとはや沖つ波
 海さやけし老若男女ポ語学び
 香水やラジオ歌謡はスペイン語
 わが北斗消えてはるかな十字星
 さいはての夏潮に錨沈みけり