マリンガ=日系歯科医を銃殺=01年誘拐事件の関係者

6月24日(火)

 【ジアーリオ・マリンガ二十一日】強盗に抵抗して銃撃されたマリンガー市カンポ・モウロン区の歯科医、アレシャンドレ・イチロウ・イマカミさん(四二)が十九日未明、入院先のパラナー病院で死亡した。捜査当局はイマカミさんが侵入した強盗から逃げようとして、口を撃たれたのではないかとみている。
 イマカミさんは、二〇〇一年二月に発生した学生、マルタ・シャマスさん(一七)の誘拐事件で、使われた凶器を供給したなどの件で告発されたことで知られている。同年二月九日に、警察に出頭したイマカミさんは、告発を認め、さらに事件に関わった疑いで二十一年の禁固刑を宣告された老人医学医、デッシオ・バッソ被告の元義兄弟に当たることを明らかにした。
 また、誘拐に関わったレヴィーノ・カルロス・アウグスト被告は二十二年六カ月を、ルイス・カルロス・デ・ジェズス・ダ・ロッシャ・シウバ被告は十七年と四カ月の禁固刑をそれぞれ言い渡されている。
 事件当時、イマカミさんは拳銃二丁が誘拐に用いられた物であることを否定。イマカミさんの供述が検察庁に認められたため、拳銃所有の罪だけが問われていた。