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百周年基金=地域リーダー交流に7万R$=100年祭に全額投入決議

7月2日(水)

日伯友好交流促進協会は二十六日正午から、日伯修好百周年基金運営委員会(委員長・田中信)をブラジル日本商工会議所内で開催した。
構成五団体の長の顔ぶれが今回大幅に入れ替わっていることから、まず同基金監査役・山田唯資氏が設立背景や、その運用要領、会計報告と説明を行なった。
次いで基金使用に付いては、申請済みプロジェクトを入念に審査。前年度決議で承認済みの、三回分割許与最終分として日伯疾病予防センターへ二万レアル。さらに戦後移住五十周年記念委員会を通じた二十一世紀の日伯地域リーダー交流事業向けに七万レアルの使用が承認された。
最後に、今後の基金の取り扱いや、本協会のあり方が討議され、全員参加の活発な討論の後、全員一致で、「基金は〇一年五月七日付けの決定を今後も踏襲して、インフレ・ヘッジの為の資金運用を行う。但し、基金の使用は行なわず、そのまま移民百周年祭の基金となるべく、然るべき時期まで保留する事。然るべき時期の到来時に五団体が審議して、適切な方法で本基金の使用、行き先を決定し、本協会を発展的に解消に持って行くこと」を可決した。
構成団体であるブラジル日本文化連盟、サンパウロ日伯援護協会、ブラジル日本商工会議所、ブラジル日本都道府県人会連合会、及びブラジル日本文化協会から夫々の代表者、槙尾照夫、和井武一、田中信、中沢宏一、上原幸啓の五氏らが出席した。

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