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東西南北

7月17日(木)

 「銃規制問題」で、全国運輸連合(CNT)の依頼でセンスス研究所が六月、二千人を対象に銃規制調査を実施した。その結果、ブラジル人の六三・六%が銃器所持を「禁止すべきだ」と考えていることが明らかになった。三二・一%は「銃規制に反対」と回答。一・七%は「特に意見はない」。「分からない」「無回答」は二・八%だった。
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 Febem(州立未成年者支援財団)は十六日、サンパウロ市ヴィラ・マリーア地区に監視を強化した最初の施設を開設する。犯罪を起こす可能性の高い十七歳から十九歳までの青年百二十人が収容される。各監房の壁と床は強化コンクリートで作られ、施設は4mと6mの二重の外壁で囲まれ、ピットブルを連れた監視員が外壁の間を見回る。
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 サンパウロ州都市圏鉄道公社(CPTM)ブラス駅のエスカレーターが、何者かに破壊されている。今年初めに七カ所のエスカレーターが設置されたが、一月から四月までに百八十四回故障。うち四〇%は、ある一定の乗客らによる破壊行為によるものだった。通常若者たちの仕業で、エスカレーターの側面のガードなどを蹴ったり、手すりのゴムをはがしたり、走って登ったり、緊急ボタンを押したりするという。
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 コロンビアでの話。八十六歳の古鉄屋さんが十一日、盗品のアルミなべを七つ買った容疑で逮捕され三日間拘置された。つぶれたなべを総額十二レアルで買ったという。自分の家の台所からなべを盗まれたという男が同古鉄屋にいき、盗まれた自分のなべだと証言した。古鉄屋さんには十人の子供、五十人の孫、四人のひ孫、二人の玄孫(やしゃご)がおり、人身保護令で出所できた。この種の犯罪を繰り返していたという。

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