コラム オーリャ!

 〇〇年の就任からすでに四回の来伯を数える広島日伯協会の筒井數三会長。広島で東奔西走、県人会建設のため惜しみない支援を行った。
 今年六月に出演したNHKのラジオ番組で、今回の県人会建設の話に触れたところ、後日、広島県出身の祖父を持つ、北海道在住の女性からの手紙が会長のもとに。
 小学校や女学校時代の友達がブラジルにいるというこの女性、子供の頃、戸棚にあった伯産のコーヒー缶を思い出しながら、筆を取ったとのこと。「会館の釘一本にでもなれば」と多少の心付けも同封されていた。
 「一本どころか五千本にも値する」筒井会長は大感激、大西博巳県人会長に手渡した。北海道とブラジルの心の交流まで行った筒井会長、今回の来伯の様子を帰国後、件の女性に報告したいと話していた。  (剛)

03/08/01