東西南北

8月8日(金)

 サンパウロ州サンジョゼ・ド・リオ・プレット市のINSS(国立社会保険院)支庁が六日、再開した。INSS職員は約一カ月の間、年金改革に反対してスト中で、一日約四万一千五百人が被害を被っている。労組は、スト中止の日を決めていない。サンパウロ市では七七%がまだスト中で、三支庁が通常通り応対、支庁の四分の一が部分的に仕事に就いている。大サンパウロ市圏では三一%がスト中で、十三支庁のうち五支庁が通常応対、三支庁が一部仕事中だ。
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 一日午前一時三十分ごろ、パラナ州で六十センターボを貸さなかったために石工(二二)が銃で撃たれた。石工はヴィラ・グアイーラに住んでおり、七月三十一日、隣町ヴィラ・ファニーでの誕生会に出掛け、その帰り道にネルシーニョと呼ばれる男に出会い六十センターボを貸せといわれ、それを拒絶した。口論となり石工は肝臓などに数発弾を受けた。石工は三日に病院で死亡した。
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 八歳で両足を失った青年が七月十日午後十一時ごろ、パラナ州大クリチーバ市圏でバス強盗の手引きをした容疑で現行犯で逮捕され拘禁された。青年は六日、留置所の中で十九歳の誕生日を迎えた。青年は両足に義足をはめ、松葉づえをついてバスを止めた。続いて武装した二人組がバスの乗客二十人を襲った。二人組のうち一人は十五歳の少年で青年とともに逮捕された。もう一人は逃走した。青年のポケットには五レアルとバス切符が入っていた。青年は犯行を否定している。
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 本紙掲載の「ロベルト・マリーニョ氏死去」の記事関連。七日午後、ルーラ大統領はパロッシ財務相など官僚数人とともに同氏の告別式に出席した。喪主は妻のリリーさん。リリーさんは同氏の三人目の妻で、三人の息子は皆最初の結婚時の子供だった。孫は十一人、ひ孫は五人いた。