日本人をコルンバで逮捕=300グラムのコカイン所持

8月14日(木)

 ボリヴィアとの国境の町、マット・グロッソ・ド・スル州コルンバ市(州都カンポ・グランジまで三九六キロ)で十一日、日本人男性がコカイン所持容疑で連邦警察に逮捕された。十二日付ドウラードス・ニュース、カンポ・グランジ・ニュース、コレイオ・ド・エスタード紙などが報じている。
 逮捕されたのはナガオカ・ダイスケ容疑者(二一)で、同市の中心街にあるブラジル銀行で現金を引き落とそうとしながら叫び声を上げて暴れ、挙動不審だったため警察に突き出された。コレイオ紙は二十二歳と報じている。
 警察では薬物を使用中とみて、急所、宿泊先のホテルの部屋を調べたところ、スーパーの買い物袋に約三百グラムの高純度コカインが隠してあるのが発見されたため逮捕した。コレイオ紙は五百グラムと報じた。
 同容疑者はブラジルの観光ビザは所有していたが、入国スタンプが押されておらず、いつからブラジルに滞在しているのか正確には分らない。コレイオ紙によれば、入国してほんの数日と本人が話しているらしい。同連邦警察によれば、容疑者はボリヴィアでコカインを買い、ヨーヨッパか日本へ持っていくつもりだったと供述している。同市の連警本部に留置中。