三菱商事、桜苗木を贈る=50年祭委、USPに植樹

8月15日(金)

 [既報関連]三菱商事が、戦後移住五十年祭実行委員会(中沢宏一委員長)に寄贈した千本の桜の苗木の植樹が、去る四日午前、USP(サンパウロ総合大学)スポーツセンター敷地内で行われた。ブラジル三菱商事側から工藤章前社長(米州担当CEO補佐)、多田稔社長、さらに赤阪清隆総領事(さきに離任)、小林パウロ下議、USP、大学都市関係者、五十年祭委員会側から中沢委員長ら役員が出席した。
 植樹参加者は、日系および地元公立校の生徒たちを含めおよそ二百人。植樹の儀式は神道で、加藤伸一ブラジル三好神社宮司のお祓いから始まった。
 三菱商事の工藤氏は「わが社の発展も日系人の協力があってこそ。戦後移住者と同じ考え方で、サンパウロの景観に貢献できれば、と今度の植樹祭に参加させていただいた。日系移住者とブラジル国民への恩返し」と寄贈のあいさつ。このあと、同社の貢献を顕彰する記念碑(仮り)の除幕が行われた。
 アトラクションとして、大志万学園、アルモニア教育センター生徒らが和太鼓と合唱を披露した。