沖縄県人移住95年=稲嶺知事ら200人が来伯=ガルボン街で祝賀パレードも

8月20日(水)

 二十二日の「第一回国際女性フォーラム」を皮切りに、二十四日までの三日間、沖縄県人移住九十五周年記念行事がサンパウロ市で開かれる。式典にあわせ、稲嶺恵一知事が二十二日来伯、フォーラムや式典に出席するほか、県系人との交流夕食会、具志堅ルイス大統領府広報局長官との会見などを予定している。
 稲嶺知事は二十二日午前七時着の飛行機便でブラジル入り。サンパウロ総領事館を訪問後、同日午後二時から、スダメリス銀行講堂(ブリガデイロ・ルイス・アントニオ通り二〇二〇)である「第一回国際女性フォーラム」に出席する。続いてJICAを訪問の後、イビラプエラ慰霊碑に参拝する。
 翌二十三日は午前十時から、県人会大サロン(トマス・デ・リマ街七二三)で行なわれる先亡者慰霊法要に参列。午後からはブラジル県系人柔道大会を観戦後、ガルボン・ブエノ街である祝賀パレードに参加する。
 記念式典は二十四日午前九時から、県人会で開かれるが、稲嶺知事は式典前に具志堅長官と会見、式典出席後は午後二時半から、記念祝賀芸能公演を観賞する。そのほか、稲嶺知事は二十五日、県系事業所視察としてパンコ(ヴィラ・カロン区)とセンテル・リーデル(同)を訪問する。
 沖縄県人移住九十五周年記念行事には県知事一行のほか、日本からは県議会南米派遣議員団、市町村会視察訪問団、名護市南米訪問団など約二百人が来伯、ブラジルからは具志堅長官ほか、ジェラルド・アルキミンサンパウロ州知事、マルタ・スプリシサンパウロ市長も顔を揃える。式典会場には全国から約千人の出席者が予想されており、大いに盛り上がりそうだ。