長寿祝って演芸会=サントス、恒例の敬老会

10月3日(金)

 [サントス]サントス日本人会(上新会長)は、さきごろ、アトランタ会館で第二十六回敬老祝賀演芸会を開催した。ブラジル独立記念祭、日本人会戦後五十一周年記念祭をかねていた。司会は吉田秀一さん、上会長が開会の辞を述べた。記念式典にはテルマ・デ・ソウザ下議(元サントス市長)、アデリノ・ロドリゲス市議が出席した。
 記念式典で高齢者表彰。対象は、新里カナさん(一〇四)を筆頭に百歳以上二人、九十五歳以上六人、九十歳以上十三人、八十五歳以上三十三人、八十歳以上三十二人、記念品が贈られた。高齢者を出身県別に多いところをみると、沖縄三十人、福岡七人、二世六人、熊本、茨城、東京、広島が各四人。
 演芸会の司会には松原かほるさんも加わった。伯寿会花柳流の知念和枝さんほか七人による世界平和音頭で始まり、琉球舞踊、日本舞踊、歌謡、唱歌など二十四種目が、伯寿会、アトランタ婦人会、同子供会、サントス子供会、サンビセンテ子供会、コーラス光、サントス日本人会の会員によって繰り広げられた。休憩時間福引が行われ、高齢者にも当たった。プログラムの最後は伯寿会花柳流の手老蘭子さんほか七人の団体舞踊だった。小藤則男副会長の閉会の辞で終了した。
 サントス日本人会の戦後初代会長は中井繁次郎氏、第二代我喜屋良助氏、第三代小渕友一氏、第四代大西静義氏、第五代鈴木義一氏、第六代加藤一満氏、そして七代が現会長の上氏。その間、功労者四十二人を表彰、感謝状を贈っている。