東西南北

10月4日(土)

 二日午前三時半、リオ市バーラ・ダ・チジュッカ区の高級住宅街で、棒つき飴(あめ)を口に入れた八歳の子どもが二十代の黒人と組んでテレビ・グローボ局従業員(四四、女性)の家に強盗に入った。子どもは被害者にナイフを突き付け、「騒ぐと殺す」と脅し、バンドと電話コードで手足を縛った。二人組は現金二千レアル、一万レアルの金の首飾り、宝石、時計六個、電気製品、洋服を盗み逃走した。
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 雨不足で大サンパウロ市圏の貯水池水量が心配されているが、サンパウロ州ジュンジアイー市でも同じことが起きている。同市の場合は、過去五十五年間で最悪の干ばつとされており、数週間のうちに雨が降らなければ断水の可能性もあるという。同市水道局はアチバイア市に配水援助を頼んだが、「市民にも節水を心がけてほしい」と訴えている。
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 サンパウロ州水道局(Sabesp)が二十七日行ったカンタレイラ貯水池の工事で、大サンパウロ市圏内で断水被害が出た場所が多数あった。当局は六日後の三日、「配水は通常に戻った」と発表したが、未だに断水している地域があるとか。
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 サッカーW杯でブラジル代表選手として活躍したデニウソンのいとこが一日夜、稲妻誘拐で現行犯逮捕された。いとこのマルセーロ・B・リーマ容疑者(二六)は、仲間(二八)とともに運転中の主婦を稲妻誘拐した。よく一緒に遊んでいたリーマ容疑者とデニウソンだが、デニウソンが十四歳の時にサンパウロ・サッカークラブにスカウトされて以来、二人の人生の方向が分かれたという。