皇居清掃奉仕団、訪日へ=2回目35人参加

10月14日(火)

 日本会議ブラジル支部(上野義雄アントニオ会長)は、十七日から「第二回皇居清掃奉仕団」を派遣する。奉仕団(木原義一アルマンド団長)は総勢三十五人、サンパウロ州(二十六人)を中心に、パラナ州(七人)、ブラジリア連邦直轄区(二人)からの参加もある。
 九日、午前十時半から、ニッケイパラセホテルで結団式が開かれた。同会議役員や参加者ら三十人が出席し、清掃奉仕の説明や注意事項に熱心に聞き入っていた。あいさつで川村真倫子副会長は「掃除することは、ただのシンボルに過ぎない。大好きな人に、何をしてあげればいいのかと考えて行動すればいいのでは」と奉仕の意義を語り、深々と参加者に対して一礼した。
 参加の動機は様々だ。参加者の一人佐藤重四郎さんは「日本人として、皇居を一生に一度は拝観してみたい」とその理由を明かす。「皇居を掃除するのは日本に行く際の、楽しみの一つ。清掃のお手伝いをして、多くの人に喜んでもらいたい」とは木原団長。
 三十五人は、二十一日から二十四日の四日間、皇居で落ち葉拾いなどの清掃活動を行う。