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日本の伝統行事も教える=上原学園、給食に味噌汁を

10月15日(水)

 〇歳から六歳までの子どもたちを預かる上原学園(サンパウロ市カーザ・ヴェルデ区アルトゥール・デ・オリヴェイラ街一一三)が来年二月入園の児童を募集している。
 上原学園はイミリン・ファッチマ日本人会、平成学院が前身。今年八月、保育園・幼稚園の形でスタートした。開園時間は月曜日から金曜日までの午前七時から午後七時半まで。現在、児童数は四十五人で九割が日系人。先生は十人を数える。
 同学園はポルトガル語のほかに日本語も教えている。十三日、案内に来社した上原ミチエ園長と神谷ラウラさんは、「日本語は外国語としてではなく、日本の教育文化に合わせて教える」と学園の特徴を説明。そろばん、折紙、ひな祭りや鯉のぼりなど日本の伝統行事を子どもたちに日本語で分かりやすく教えているという。また、毎週水曜日の給食は日本食。「子どもたちは味噌汁、豆腐、てんぷら、カレーが大好き」とか。
 学園は十一月三十日午前十時から、「お楽しみ会」を沖縄県人会カーザ・ヴェルデ支部会館で開く。子どもたちが元気いっぱいに芝居や遊戯を繰り広げるという。「私たちがどんな教育をしているか、また、入園に興味のある人は、ぜひ、いらっしゃってください」と上原園長らは呼び掛けていた。
 問い合わせは、同学園(電話・11・6973・3051、E-mail:mruehara@terra.com.br)。

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