23人に百歳表彰=「家族円満なればこそ」

10月17日(金)

 今年サンパウロ総領事館管内で百歳を迎える二十三人に対し、日本政府より贈られる祝い状と記念品の銀盃の伝達式が十五日午後、サンパウロ市モルンビー区の同総領事公邸であった。八人は代理人が出席、八人が欠席した。
 石田仁宏同総領事はこの日、表彰者一人一人の名前を読み上げ、「皆様方は住みなれた母国を後にして、希望を胸に新天地ブラジルに移住され、並々ならぬご苦労と努力を重ね、表彰の日をお迎えになった」と称えた。
 「百歳もの長寿はご家族の方々の温かい思いやりと細心の気配りがあってこそ可能だと思う。その意味で皆様方のご家庭の円満さを証明するものだろう」と式典に参加した家族の労もねぎらった。
 二十三人の表彰者のうち今年は女性が十八人を占め、長寿県として知られる沖縄県出身者は五人(男性は一人)だった。