《野球W杯(キューバ)》=ブラジルが初白星=メキシコを5対3で下す

10月17日(金)

 現在、キューバで行われている野球のW杯で、ブラジル代表は十六日、メキシコを五対三で逆転勝ち。貴重な大会初勝利となった。十本を記録したメキシコを下回る八本のヒット数ながら、UBCモジの投手で最近、三菱重工広島と契約したクレーベル・オジマが奮闘。メキシコに追加点を与えなかった。
 打撃陣では、米国大リーグのシンシナティ・レッズに所属する非日系のチアゴ・マガーリャエスが、緒戦のパナマ戦で二本、米国戦で一本のホームランを記録。メキシコ戦ではヒット一本にとどまったが、大会通算三本で大会最多のホームランを記録している。
 待望の初白星を挙げた佐藤允禧監督率いるブラジル。予選リーグで日本、オランダ、フランス、中国との対戦を残しているが、ブラジル野球連盟の関係者は「決勝トーナメントに進出するにはもう負けは許されない」と厳しい見方を示す。日本や中国といった強豪を相手に、ブラジルの奮闘が期待される。