東西南北

10月31日(金)

 二十四日午後六時半ごろ、サンパウロ市ジャルジンス区クリストーヴォン・ディニース街の高級住宅ビルで十二人組のアラストン(連続強盗)があった。同ビルの八から十一のアパートが襲われ、二百万ドル以上の被害があったようだ。住民は警察の捜査に対し黙秘している。十二人組は自動小銃で武装、ネクタイを締めて正装した者を含め十八歳から三十五歳の集団。この五カ月間にピニェイロス、ジャルジンス、イタイン・ビビー、ジャルジン・アナーリア・フランコの各区を襲った十二人組と同じグループと、警察ではみている。
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 福音教会の牧師(二八)が二十九日朝、サンパウロ市ブリガデイロ・トビーアス街の警察署に妻(二七)を刺殺したと自首した。妻が離婚話を持ち出したため、牧師はかっとなって妻を二十二カ所刺した。二人は結婚して一年足らず。妻には既に七歳の息子がおり、さらに夫婦は五歳の女の子を養女にしていた。
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 二十九日未明、サンパウロ市南部の貧民街ヴィラ・クラーラの小屋が燃え四歳の子どもが焼死した。第九七警察が火事の原因を調べている。被害者の家族は漏電が原因としている。隣人によれば、消防車が現場に到着したときは、小屋は燃え尽き火は消えていた。
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 トラックを盗んで逮捕された男(二八)が二十九日午後、サンパウロ市東部ジャルジン・ドス・イペー区の第五九警察の拘置所から逃走した。男は五十キロの鉄製ボールに手錠でつながれていた。監視がよそ見している間に、この手錠を針金で外し、高さ六メートルの窓から飛び降りて姿をくらました。まるで映画さながら、と伯字紙は伝えている。