東西南北

1月6日(火)

 一日未明、サンパウロ州サンセバスチオン市内の福音教会にいた一歳の赤ちゃんが花火に当たり死亡した。赤ちゃんは父親の腕に抱かれ、新年を祝うパーティーに出席していた。教会の外にいた身元不明の男がパーティー会場の方に向け花火を放ち、赤ちゃんに当たった。救急病院へ運ばれたが、手当のかいもなく死亡した。父親は軽いけがですんだ。
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 新年が明けて数分後、南大河州ノーヴァ・トラマンダイー市の海岸でセールスマン(四〇)が打ち上げ花火で頭部を吹き飛ばされ死亡した。被害者は花火の導火線が消えたと思い、再度火をつけるために花火に近づき事故に遭ったもの。すぐそばで妻と子ども(一三)が見ていた。この日、ポルト・アレグレ市内の救急病院には、花火のやけどで十一人がかつぎ込まれた。
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 〇三年十二月三十日、サンパウロ市の空に色とりどりの風船五万五千個が上がった。これはサンパウロ市商業協会が上げたもので、サンパウロ市民の繁栄と雇用の拡大を願い一九九一年から毎年上げられている。九一年は百個だった風船も、翌年は五百個に増え、〇三年に五万五千個に達した。
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 米国南部各州のエビ関連企業は、ブラジルほか五カ国からの輸入エビに二〇〇%までの関税をかけるように当局と貿易委員会に要請した。ブラジルなど六カ国がダンピングしているというのが理由。ブラジルのほかエクアドル、中国、ベトナム、インド、タイが対象となっている。