■ひとマチ点描■渥美講談塾の多彩な面々

1月14日(水)

 十一日、宝井琴梅師匠とともに渥美講談塾(千葉県)の四人が来伯した。
 同塾は七年前に弁護士の渥美右桜左桜さん(六三、本名・渥美雅子)と、渥美雅子法律事務所に勤める渥美矢梅さん(六四、本名・渥美剛治)がはじめた。月二回プロの講談師を招き二時間、およそ三十人で腕を磨いている。
 今回は、二人に加えて塾生の鈴木梅脚さん(六七、本名・鈴木晴夫)と長嶺梅金愚さん(六八、本名・長嶺逸儀)も来伯。
 エンジニアで講談歴七年の長嶺さん。「塾生は校長先生や弁護士、会社員など多彩」と明かす。「普段は多くて百二十人前後なのに、今回は八百人もいる」とコロニアの講談熱に驚いている様子だった。
 一行は十三日にリオデジャネイロ日系協会でも公演。十五日には、正午から憩の園講堂で入居者に講談を披露する。憩の園では一般の参加も呼びかけている。(佐)