応募作品を募集中=04年度コロニア文芸賞

1月15日(木)

 文協のコロニア文芸賞選考委員会(遠藤勇委員長)では、六月末まで応募作品を募集している。昨年までの推薦委員による推薦は取りやめ、一般より公募する方式に変更した。また受賞者には記念プラッカに加え、昨年の二倍にあたる千レアルの賞金がある。
 対象となる作品は、小説、コント、翻訳、評論、紀行文、記録、戯曲、映画脚本、短歌、俳句、川柳、詩などのブラジルの風土や社会を取材した、日本語による文芸作品。
 応募資格はブラジルに居住する者(個人・団体)で、新聞・雑誌その他の日本語による刊行物に発表されたもの。もしくはブラジルにおいて顕著な文芸普及や振興活動を行った者。
 昨年七月一日から本年六月三十日までの一年間の書き下ろし、または過去の作品をまとめて全集として上梓したもの。ただしこの期間外でも、同文芸賞に応募したことがなく賞に値する作品であれば応募可能。
 二〇〇四年度コロニア文芸賞応募作品と明記の上、(ISAMU ENDO)SOCIEDADE BRASILEIRA DE CULTURA JAPONESA. RUA SAO JOAQUIM, 381 LIBERDADE SAO PAULO CEP:01508-900まで送付、または持参のこと。
 選考委員会は松尾治副委員長ほか、栢野桂山、渡辺光、浜照夫、小高利根子の各委員。表彰式は十月初めに予定されている。