日本語版を毎日上映=ウルチモ・サムライ

1月20日(火)

 【既報関連】ワーナー・ブラザーズ・ピクチャー配給の日米合作映画「ウルチモ・サムライ―武士道―(邦題・ラスト・サムライ)」が十六日、ブラジル全国で封切られた。サンパウロ市のシネマーク・メトロ・サンタ・クルス(ヴィラ・マリアナ区ドミンゴス・デ・モライス街二五六四)では毎日午後四時二十分から、同作品の日本語版が上映されており、日系人から好評を博している。同館はメトロ駅上のショッピング内にある。
 一九世紀後半、オールグレン大尉(トム・クルーズ)が、軍隊の近代化を図る若き天皇(中村七之助)に指導者として招かれて渡日、名誉と誇りを重んじる最後のサムライ、勝元(渡辺謙)と出会い、影響を受けていく物語。日本語と英語が半々の割合で使われているが、英語には日本語字幕がついている。
 十八日、夫婦で映画館を訪れたヴィラ・マリアナ区在住の日本人女性(三二)は、「迫力満点で、映画館で観る価値がある」と太鼓判。「日系のお客さんが多く、ほぼ満席状態でびっくりした」と語っていた。