コラム オーリャ!

 最新鋭のDVD再生機(ビクター社製)に八千五百曲入りのDVD(見た目はCD同様。音楽と映像が録画可能)カラオケセットが、老人クラブ連合会(重岡康人会長)に設置された。静岡県のカラオケ販売業者から贈られたもの。画像も鮮明で音も良いが、しかし―。
 「新しいカラオケ機器の利用は難しいのでは」と話す同会関係者もいる。「老ク連のカラオケはカセットで行う。しかも、入れ込んでいる人は教室などで自分の声にあわせたカセットを作っている」のが理由だ。
 DVDは五百枚以上あり、曲をかえるその度に、取り替えなければならない。また、設置時の操作に四苦八苦している様子や、日本語だけの説明書から、今後の利用に支障が出るのは否めない。有効利用には、整理箱の設置や説明の徹底などの対策が必要だろう。
 有効利用をはかれば便利な道具だが、果たして―。         (佐)

04/01/23