東西南北

1月24日(土)

 全国大衆輸送業者協会(ANTP)の機関紙十七号によれば、各種交通機関の中で最も頻繁に強盗に襲われているのはバス。昨年九、十月に二千人を対象に調査したところ、全体の四%に当たる八十人が四種の交通機関の中で強盗に遭っている。うちバスが三十五人、乗用車が二十九人、CPTM(パウリスタ都電)が九人、地下鉄が七人。
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 二十日夜遅く、セルジッペ州で大雨が降り、自動車道SE206号線でトラック二台、乗用車一台が流され、トラックの運転手二人が死亡した。乗用車に乗っていた人たちは軽傷で済んだ。ジョアン・アウヴェス・フィーリョ知事は大災害宣言を発し、救助活動のため軍警三百人を投入した。今年に入り、同州の死者数はこれで九人となった。ブラジル全体では五十一人となる。
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 十九日から開かれている臨時国会の特別手当を、下院議員五百十三人のうち労働党(PT)所属の十一人が返すと表明した。臨時国会は一月、二月に開かれ、議員一人に計二万五千四百四十レアル支払われる。十一人は先ず前期支払い分一万二千七百二十レアルを返却する。
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 二十一日午後四時、ミナス州アレアード市でM3・1の地震があった。事故、けが人はなかったものの、大音響を伴う地震だったため同市の住民一万人は驚いたようだ。ブラジリア大学地震観測所が同地震を観測。ルッカス教授はこの地域ではよく観測される規模の地震で、雷鳴のような音を伴うこともしばしば、と説明している。