ホーム | 日系社会ニュース | 母県で賛助会員募る=岩手県人会=「会員減」に歯止めかけたい

母県で賛助会員募る=岩手県人会=「会員減」に歯止めかけたい

2月13日(金)

 ブラジル岩手県人会(千田曠暁会長)はこのほど、留守家族やブラジルでの交流を希望する人たちを対象に、県内で賛助会員を募ることを決めた。会員減少に歯止めをかけ、母県との緊密化を図るのが目的。八日の定期総会で承認を得た。
 同県人会は一九五九年に創立され、最盛期には約三百人が入会、会費を支払っていた。しかし、一世移住者の高齢化などで県人会離れが進み、昨年は百五十人まで落ち込んだ。
 県内で賛助会員を呼びかけてみたらどうかと、二年前に、母県に打診してみたところ、反響が少なからずあった。昨年七月の県人会創立四五周年記念式典で、話が盛り上がった。
 県人会発行の「岩手県だより」を送付するほかブラジルに関する情報入手や調査に協力する。会費は一口三千円と五千円があり、両者の特典に違いはない。国際交流協会を通じて、県人会に送金する。
 案内書では「一度来伯すれば必ず二度三度と行きたくなると言われるほど、不思議で魅力一杯の国」とブラジルをPR。千田会長は「蓋を開けてみないと分かりませんが、日本の方の関心に沿うよう気を使っていきたい」と話している。

 

image_print