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「仏教明るくしたい」=西本願寺新総長に渡邊博文氏=演劇科卒 前米国仏教大学院長

4月9日(金)

 浄土真宗本派本願寺(サウーデ区シャングア街一〇八番、通称・西本願寺)の新総長に就任した渡邊博文さん(六六)と仲尾信博開教使(四一)が五日来伯、七日午前あいさつに来社した。中西利正前総長は四年余りの任期を終え三月三十日に離伯している。
 渡邊さんはお寺の次男。日大芸術学部演劇学科卒業後、俳優をめざして渡米しウィスコンシン大学院演劇学科で学んでいた。その留学中に出会った米国仏教団総長の熱心な勧めで帰国。開教使になるため龍谷大学仏教学科に入学したユニークな経歴の持ち主だ。六七年から開教使として米国各地で布教活動に従事。九六年から〇四年三月まで仏教団総長および米国仏教大学院大学学長を務めている。
 ブラジルでの布教について、渡邊さんは「一般に仏教に対するイメージは暗い。でも本来の仏教の教えは明るく有意義に生きて行くこと。ぜひ明るいイメージに変えたい。儀式、儀礼など日本式の良いところは残すが、明るいブラジル人にあったやり方も積極的に取り入れたい」と強調。
 「米国では病院を訪問して、患者さんの話し相手となり心の傷みを癒す病院僧の存在は常識。信者さんへの家庭訪問も活発にしたい」などと抱負を述べた。
 一方、仲尾さんは龍谷大学仏教学科卒業の八七年から〇四年三月までの十七年間、本願寺派宗務所に勤務していた。人材育成のための日曜学校や婦人会の総括責任者、文化財保存活動責任者などを歴任。「ブラジルではお寺の外での老人ホーム訪問など福祉活動に力を入れていければ」と語っている。

 

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