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農業者交流協会の堀内さん=南米の農業青年に感心

5月6日(木)

 ブラジルの農業事情を視察しようと社団法人農業者交流協会(JAEC)の堀内久貴常務理事が二日来伯。オイスカ・ブラジルが支援するジャカレイ市のコチア農業学校を訪問した。
 堀内さんは六七年から六九年までの二年間、協会の前身・農業研修生派遣協会の研修生として米国へ。「でも、本当はブラジルに行きたかった。だから今回はとてもうれしい」と語り、ブラジルの第一印象は「明るい国だ」と笑う。
 オイスカ・ブラジルでは今年から米州開発銀行の資金援助を受けて、日本へ農業研修生を送っており、協会が日本での受け入れ先となっている。
 メルコスール圏内各国の農業研修生二十六人が学ぶコチア農業学校を視察した感想について、堀内さんは「それぞれが、将来に対する具体的な目標をもっていて大変感心した。協会でも、外務省や農水省の支援を受け、欧米を中心に世界へ農業研修生を派遣しているが日本の研修生には彼らほどにはっきりとした目標をもっている者はそうはいない」と語っていた。

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