「伯響祭」成功させたい 日本からゲスト2人

7月2日(金)

  黒地に「生」のデザインが入った揃いのティーシャツを着た寺口久美子さん(25、奈良)と佐々木遂一さん(38、奈良)は、第三回「伯響祭」に「和太鼓生(しょう)」のメンバーとしてゲスト出演するため二十五日来伯した。
 二人はそれぞれ奈良県を中心に活動しており、寺口さんは「やまと獅子太鼓」のリーダー。佐々木さんは「まほろば太鼓団」の元リーダーで、「和太鼓神代(かじろ)」としてソロでも活動している。
 昨年に続き二度目の出演となる二人は、木下節生さん(和太鼓生リーダー)らと「和太鼓倭(やまと)」で共に太鼓を練習した仲。来聖したその日から和太鼓生との練習を始めており、息のピッタリ合った演奏が期待できそうだ。
 「ブラジルのアイデンティティを探している」という木下さんは「本場・日本の太鼓を観客に見せたいし、グループ同士の交流にもなる」と話す。
 二人に同祭への抱負を語ってもらうと、「楽しく、お祭りを成功させます」と寺口さん。佐々木さんは「今は演奏することで頭が一杯。全員じゃなくても感動してくれる人がいればうれしい」と話す。
 八月には木下さんらが日本に行って二人とともに演奏を行なう予定。
 第三回「伯響祭」は、三日パルケ・ダス・ピシクレッタスで。午前十一時から午後三時まで。