元全拓連理事=近藤安雄さん死去

7月2日(金)

  元全国農業拓殖共同組合連合会理事でグァタパラ移住地に駐在し移住地の発展に貢献した近藤安雄さんが一日午前四時三十分、肺炎のためリベイロン・プレット市のサン・ルーカス病院で死去した。百歳だった。告別式は二日午前十時から、移住地の聖家族教会で行われ、その後モンブッカ墓地に埋葬される。
 神奈川県出身。東大卒。全拓連理事として六二年、第一次入植前のグァタパラに駐在。その後移住地造成やロッテ分譲など移住地に一生を捧げた。
 グァタパラ農事文化体育協の川上淳会長は「元気にしていると聞いていたので急な訃報に驚いた」。
 同農業組合の上原久司さんは移住以来四十年の付き合いになる。「四月二十三日の百歳の誕生日に会ったときは変わりない様子だったのに。(移住地建設事業に関わり)心労が絶えなかったことと思う。いまはお疲れ様と言いたい気持ち」と話している。