こどものその=園生との交流の場も=バザー 郷土食、民族舞踊など

7月6日(火)

  恒例のこどものそのバザー(鈴木康夫実行委員長)が十一日午前九時から、サンパウロ市イタケーラ区のこどものその(井口信理事長)本部である。
 二十一回を数える今バザーのテーマは「コロニアのお祭り広場」。六十を越える団体・個人、総勢約千五百人のボランティアが運営を手伝う。
 長崎県人会のチャンポン、新潟県人会のお餅など各県人会の特徴を生かした食べ物が提供されるほか、五十五の業者が出店する。
 常設舞台では、国際民族舞踊の公演。ボリビア、ナイジェリア、ポルトガル、ロシアなど各国移民が参加を表明している。
 また、「園生が陶器製造作業をやっていることは知られているが、それを実際に見て頂きたい」と、案内に来社した同園評議員会の西田康二会長は、園生と来場者の触れ合いの場を作りたいと語る。
 バザーで得た収益は全額、施設の運営費として使われる予定。三カ月分の運営費が見込まれている。「今年も、皆様の御協力を得てバザーを開催できることになりました。できるだけ多くの方に楽しんでもらいたい」と鈴木実行委員長は来場を呼びかけた。
 午前八時から午後四時の間、地下鉄イタケーラ駅から無料送迎バスが三十分に一本以上の割合で運行されるという。隣接する墓地建設予定地を駐車場として利用することができ、三千台の車が駐車可能。
 詳細問い合わせ11・6521・6437(こどものその)まで。会場住所はRua Prof Hasegawa,1198(カルモ墓地近く)。