柔術の本場の大会に 日本から勇ましい女性選手ら3人

7月7日(水)

  本場の味を楽しみたい──。ブラジリアン柔術世界選手権(ブラジル柔術連盟主催)が十七日から二十五日まで、リオデジャネイロのチジュカ・テニスクラブ体育館で開かれる。日本人選手の出場も十人ほど見込まれている。
 「出るからには、優勝を目指します」。そう力強く語るのは、広瀬貴行さん(25、茨城県出身)。総合格闘技、修斗(シュート)の道場に通っていた。そこで、柔術も指南しており、六年ほど前に道着を変えた。「白帯でも、強豪を倒せることがある。やっていて、面白い」。
 昨年来伯。約二カ月間、武者修行をした。国内大会では優勝経験もあるものの、世界大会に出場するのは初めて。「帯は紫ですが、ベストを尽くす」と意気込む。
 同じ「パレストラ千葉」から嶋田梢恵さん(27、千葉県出身)、浅山尚子さん(26、千葉県出身)も世界の舞台を目指す。それぞれ、柔術歴は一年半、二年半。嶋田さんは「まだ始めて、日が浅いのですが、一つでも多くの経験を積みたい」。浅山さんは「果敢にチャレンジしていきたい」と語っていた。