「古賀メロディー部門」を大衆音楽祭で特別に

7月8日(木)

  今年は作曲家・古賀政男の生誕百周年。ブラジル大衆音楽協会(橘和好昭会長)は、古賀政男生誕百周年記念事業の一環として、九日午前八時から静岡県人会会館で開催する「第六回ブラジル大衆音楽祭」に、特別に「古賀政男メロディー部門」を設ける。
 同部門には出場者五百七十二人中九十人が出場し、『影を慕いて』『東京ラプソディ』(藤山一郎)、『悲しい酒』(美空ひばり)など古賀政男の代表曲四十一曲の中から一曲を選んで歌う。日本で開催される大衆音楽祭では四十曲しか選考されなかったが、ブラジルでは、人気の高い『柔』(美空ひばり)をさらにリストに加えた。
 大賞に輝いた人には、日本大衆音楽協会から送られてきた賞状と高さ約一メートルのトロフィーが授与される。また、一般部門大賞受賞者とともに、八月二十二日に東京・新宿で開催される「第二十回日本大衆音楽祭」への出場認定書が贈られる。
 第四回大会までは、同協会の負担で日本へ大賞受賞者を送り出すことができたが、前回は予算の都合上断念した。崎浜秀春さんは「また今年から頑張って送ることができたら」と話している。
 島田正市名誉会長は「休日を利用して大勢の方に来ていただきたい」と呼び掛ける。入場は無料。