場所代のないバザー 岐阜県人会、初の試み成功

7月13日(火)

  ブラジル岐阜県人会(山田彦次会長)は六月二十日午後九時から、第一回助け合いバザーを行ない、約二百人が詰めかけた。
 このバザーは場所代を取らないことが特徴で、会員に手作り品などを売る店を出してもらい、利益は全て会員に還元するという新しい試み。「市価よりも安めだったせいもあり、よく売れました」とは山田会長。
 当日は、美濃焼きの陶片、黄瀬戸、志野焼きを中心とした「焼き物の里」らしい郷土展示コーナー、「君が代」にも歌われるが実際に目にすることは少ない「さざれ石」、岐阜ちょうちんや団扇、観光パネルが陳列された。
 食べ物では、恵那地方の名産である寒天、バカリャウのコシンニャ、婦人部によるどら焼き、ラーメン、福神漬け、干し柿など色々な品物が即売、提供された。
 山田会長は「今回はほぼ期待通りでした。次回は八月を予定してます。できれば毎月でもやって、会員のみなさんの定期収入として還元したい」と趣旨を説明する。次回には農協婦人部連合会も参加希望を表明しているそう。
 同県人会は会員や母県に呼びかけ、新しい展示物の準備も始めている。