JAL支店長交代=横山氏から寺本氏

7月21日(水)

  日本航空インターナショナル(JAL)サンパウロ支店の横山幹雄支店長が十五日午後、帰国あいさつに来社した。これまで南米知己総括支店長としても活躍した横山さんは、日本でJALスカイサービス(株)の取締役人材開発室長に栄転することが決まった。新師支店長には寺本久雄氏が就任する。
 横山氏は三年年十カ月、サンパウロに勤務、商工会議所の広報委員長でもあった。離任するにあたり、「サンパウロ支店の売上が五〇%まで落ち込んだ〇一年九月の航空機テロが印象に残っている。その後アジアでのSARS、アフガニスタン、イラクでの戦争が続き、航空機業界は苦難の時期だった。ルーラ政権誕生前後のレアル安と荒波でも経営難を強いられた」と振り返った。
 寺本氏はパキスタン・カラチに二年、香港に一年と二度の海外勤務経験があり、横山氏と引継ぎ業務や顧客あいさつに精力的に回っている最中。
 「ブラジルに来て間もないですが、ブラジル人は親近感があり違和感がない。外国に来た気がしないですね」。また、「日系社会にも溶け込んで行きたい」と抱負を語る。