日本から特別ゲスト=飛び入り歓迎全伯民謡大会

7月24日(土)

  ブラジル郷土民謡協会(桜庭喜太郎会長)は「第十六回全伯民謡大会」を、八月一日午前八時より大阪なにわ会館(ヴィラ・マリアーナ区ドミンゴス・デ・モライス街1581)で行なう。
 出演者は約百八十人。そのうち約百人はミナス・ジェライス州、パラナ州、サント・アンドレー市などサンパウロ市以外の各支部から出場する。
 優勝者は、十月下旬に東京・日本武道館で開催される郷土民謡全国大会にブラジル代表として派遣される。
 日本から特別ゲストとして日本郷土民謡協会総師範の浜田幸声さん、民謡踊りの安楽声春さん、政治家の折笠峰夫氏夫妻が出席、審査委員を務めるほか、歌や踊りも披露する。
 名誉審査委員長を務め、山形大黒舞を披露する浜田さん(94)は大のブラキチとして知られており、今回で十五回目の訪伯となる。大会後はパンタナールでインディオと親しく接したいと話しているそうだ。
 また、特別企画として民謡の飛び入りコーナーを設ける。舞台で十八番を披露したい観客は、伴奏者同伴またはカラオケ・テープ持参のこと。
 「民謡は年寄りばかりが歌うものと思われがちだが、最近は若いカラオケ優秀者が歌う」と桜庭会長。カラオケ大会で優秀な成績をおさめた者が、発声に良いとして民謡を始める動きが強まっている。今大会にも十人程のカラオケ優秀者が参加する。
 入場無料。